ジュゲムスのベータ版をリリースしました🎉
Wednesday, September 22, 2021
ジュゲムスの簡単な紹介や、ジュゲムスの役割について記載しています。
ジュゲムスとは
ジュゲムスは、抽象的な判定しかできない勝負事を点数化するための採点システムです。
スポーツと異なり、芸術や文化を対象とした勝負事の審査は簡単ではありません。 審査員だけではなく、参加者を含む一般の方が勝負の結果を理解することも困難です。
例えば、次の二枚の絵画を比べてみてください。
どちらも綺麗な花が描かれていますが、もしこれがコンテストだとしたらどうでしょう。
さらに、左の絵画が大賞で、右の絵画が佳作だとして、その結果に納得できる人はどれだけいるのでしょうか。
私には絵画についての知識が全くないので、どちらが大賞でもおかしくないと思ってしまいます。
さて、ではここに採点項目を加えてみましょう。
「色の鮮明さ」でみると右の絵が有利かもしれません。「ビンテージさ」が加われば左の絵もいい評価が得られそうです。 最後に、もう一つ「創造性」も加えてみましょう。
簡易的ではありますが、最終的に次のような結果になりました。
表示名 | 色の鮮明さ | ビンテージさ | 創造性 | 合計 |
---|---|---|---|---|
左の絵 | 67 | 86 | 78 | 231 |
右の絵 | 84 | 72 | 72 | 228 |
それぞれの項目で採点した結果を見ることで、審査を理解しやすくなりませんか?
この様に、抽象的な審査を具体的にすることで、審査の結果一つ一つに意味を持たせることができます。
フィーリングファースト
抽象的な勝負事もスポーツのように点数化し、審査の結果を具体的にできれば、ファンが理解しやすくなると考えています。
このファンというのは、その勝負事に精通した人かもしれないし、ほとんど知識のない人かもしれません。 ただ、世界中の大半はほとんど知識のない人であることは確かなため、ファンを増やすためにはビギナーからプロに至る全ての人に分かりやすい形で結果を提供する必用があります。
審査員について話をしましょう。スポーツの審査員は明確なルールのもとに正誤を判断することができますが、抽象的な勝負事はそうではありません。
勝敗の判定には明確なルールがないことがほとんどで、審査員のフィーリングが判断の基準になります。 そして、このフィーリングは文化的に必用で重要な要素として捉えられていることがあります。
ここで、ジュゲムスの点数化と審査員のフィーリングは相反するのではと思われるかもしれませんが、そうではありません。
ジュゲムスでも勝敗の判定の基準はフィーリングになると考えていますし、場合によってはそうでなければならないとも考えています。
フィーリングで審査し、その審査を点数に落とし込み、見える形として提供することで、これまでの文化を継承しつつ、一般の人に分かりやすく結果を提供することがジュゲムスの役割です。
ベータ版で使用できる機能について
ジュゲムスのベータ版でも、多くの機能を使用することができます。
既に、エントリー管理や、審査員の採点システム、リアルタイム判定など多くの機能を搭載しています。
またそれと同時に、複雑に感じる部分もあるため、使いやすい形への改善や、足りない機能の追加など、正式リリースに向けて開発してく予定です。
自由にお使い頂けますので、興味がある方は是非一度お試しください。 フィードバックを頂ければ幸いです。
必用な機能などありましたら、お気軽に著者までご連絡ください。
今後ともよろしくお願いいたします。